校長あいさつ

学校長

加藤 光一

 新しい学習指導要領への移行期間が始まり、「特別の教科 道徳」とその評価は本年度からスタートです。すべての教科、領域において「主体的で対話的な深い学び」が求められ、学校教育を取り巻く環境も大きく変わろうとしている今、本校でも昨年度に引き続き教育に臨む教員の姿勢を含め、今一度基本に立ち返って教育活動全体を見つめ直してみる必要を強く感じています。その中には地域や保護者の皆様を始め、学校を取り巻く大勢の大人の皆様との関係とその在り方についても、含まれるのではないかと思います。

 むろん本校の『地域に支えられて在る地域の学校である』という基本は変わりません。地域に在る地域の学校ですし、将来の地域の支えとなり得る自立・自律した生徒の育成を目指すという、基本的なコンセプトは一緒です。これからも、基礎的基本的な学力の向上を図り、考える力を育成し、優しくたくましい心とコミュニケーション力に代表される社会性を培うという、教育活動の根幹となる部分も変わりません。

 しかし、生徒達の姿は年々歳々変わってきています。将来、世界での活躍を目指そうとする生徒もいます。地域を土台としつつ、より広い社会での活躍へとつなげることができる教育が、求められているのだと思います。今一度、基本となる教育活動のあるべき姿を確りと見つめ直し、次のステージに進んでいきたいと考えます。

 そのためにも引き続き、次の二つのことを大切にしていきたいと思います。

 一つ目は、信頼される学校づくりです。

 ご存じのように、本校は地域やPTAの皆様に支えられている学校です。運動会や祭礼をはじめとした地域と連携した行事、地域青年部と語る会や卒業を祝う餅つき等々、多くの場面で本校生徒を温かく見守ると共にご支援ご協力をいただいています。

 そのような学校である本校が大切にするべきものは、信頼です。信頼があれば、相手の言葉や行為を素直に受け取ることができます。様々な連携・協力もできます。それが生徒の安心につながると、考えています。落ち着いた安心できる環境があってこそ、一人ひとりの生徒が学習や部活動等の学校生活に集中することができ、結果としてより大きく・たくましく成長できるのだと考えています。生徒同士、生徒と教職員、保護者・地域の皆様と教職員、そして保護者の皆様同士など、学校を取り巻く全ての人が信頼で結ばれた関係となり、学校が落ち着いた安心できる環境であり続ける必要があると考えます。むろん、信頼は一朝一夕にできるものではありません。日々の関わりを大切にし、お互いの協働を通して、少しずつ築かれていくものだと思います。生徒と教職員が一緒にそのような努力を積み重ね、保護者・地域の方々とより確かな信頼の絆で結ばれた学校にしていきたいと思っています。

 二つ目には、体験を重視した学校運営の継続です。

 本年度から修学旅行で毎年民泊をさせていただいている東北・平泉にある、平泉中学校との交流活動を始めました。本校の生徒達が同じ中学生からどの様な刺激を受け、それを次の成長へどうつなげて行ってくれるか、今から楽しみです。

 変化の激しい先行き不透明な社会です。未知の課題に直面したときにも、逃げることなく、自らの力で考え判断し、実行できる自立した生徒の育成が求められています。どんな時にも自信を持って一歩ずつ目標に向かって進んでいける、精神的にもたくましい生徒を育成したいと思っています。その為には、家庭や学校だけではできない、多くの大人との触れ合いと多様な体験の積み重ねが必要です。総合的学習で取り組んでいるタウン・ウォッチング(地域学習と伝統工芸体験)や民泊・農業体験を含む修学旅行も、そのような考えで実施しています。更に幸いなことには教育振興会や三校連絡会に代表されるように、長い歴史と伝統の中で本校には様々な場面で、PTAを始め多くの地域の大人の方が生徒に直接関わる機会を持ってくださっています。地域の方々は、本当に良く本校を支え協力してくださいます。これからもこの環境を大切にし、生徒が更に大きく成長できる学校となるよう、努めて参ります。

 地域の皆様、保護者の皆様には、これからも本校に対し変わらぬご理解とご協力をお願いいたします。

平成31年 4月8日
江東区立深川第六中学校 校長  加藤 光一

   

 

更新日:2019年04月19日 15:47:48